健康経営に、いきなり「睡眠研修」は必要ない!?企業の睡眠施策で大切な「現状把握」
2026/09/02
毎日出社して、いつも通り仕事をしている。
一見すると、特に問題なく働いているように見えるかもしれません。
でも、その社員が、
・昨夜、何時間眠ったのか
・朝起きたとき、疲れが取れていたのか
・仕事中に強い眠気を感じていないか
会社側から見て、どれくらい分かるでしょうか?
おそらく、ほとんど分からないと思います。
睡眠は、非常にプライベートなものです。
そのため、社員本人から「眠れていません」と言われない限り、会社側からはなかなか見えません。
でも、その見えない時間の過ごし方が、翌日の仕事に繋がっています。
私は企業の健康づくりを考えるとき、「社員が病気になっていないか」だけでなく、「社員が良い状態で働けているか」という視点も大切だと考えています。
そこで、改めて考えてみてほしいのが、「社員の睡眠」です。
睡眠の問題は、職場では見えにくい
例えば、
・寝ても疲れが取れない
・仕事中に眠くなる
・朝から身体が重い
・集中力が続かない
こうした状態を抱えながら、働いている人もいます。
ただ、多少眠くても疲れていても、仕事には来られます。
だからこそ、会社側からは気づきにくいんです。
しかし、その状態が続けば、集中できずにいつもより仕事に時間がかかったり、確認不足からミスが起きたり、判断に時間がかかったりすることもあります。
場合によっては、イライラや心の余裕のなさから、周囲とのコミュニケーションにも影響するかもしれません。
つまり、「出勤している=良い状態で働けている」とは限りません。
健康経営を考えるのであれば、病気や欠勤だけではなく、「出勤している社員が、どんなコンディションで働いているのか」にも目を向けることが大切ではないでしょうか。
そして、そのコンディションを支える土台の一つが睡眠です。
健康経営は「病気を防ぐ」だけではない
健康経営というと、
・健康診断
・運動
・食生活
・メンタルヘルス
など、様々な取り組みがあります。
もちろん、どれも大切です。
ただ私は、それと同じくらい、「社員が毎日、より良い状態で働けるようにすること」も大切だと考えています。
・疲れを翌日に持ち越さない。
・集中して仕事に取り組める。
・心に少し余裕を持って人と関われる。
・仕事が終わった後にも、自分や家族との時間を過ごせる。
その土台の一つになるのが、睡眠です。
睡眠について考えることは、社員の健康だけではなく、日中のパフォーマンスや働き方について考えることにも繋がります。
だからといって、いきなり「睡眠研修」をする必要はありません
ここまで読むと、「じゃあ、社員向けに睡眠研修をやればいいの?」と思われるかもしれません。
実際、私は企業・団体向けに睡眠研修やセミナーなどを行っています。
ですが、すべての企業が、いきなり睡眠研修から始める必要はないと思っています。
なぜなら、会社によって抱えている睡眠の課題が違うからです。
睡眠時間そのものが不足している人が多い会社もあれば、睡眠時間は確保できていても疲れが取れていない人が多い会社もあります。
夜勤や交代勤務が影響している場合もあれば、仕事のストレスや生活リズムが関係していることもあります。
そもそも、社員が睡眠についてどれくらい困っているのか分からない。
そんな企業も多いと思います。
だからこそ、研修を考える前にやってほしいことがあります。
それが、「社員の睡眠状態を知ること」です。
まずは「社員の睡眠」を見える化する
例えば、簡単なアンケートを通して、
・睡眠時間は足りているのか。
・朝起きたときに疲れが残っていないか。
・日中に眠気を感じていないか。
・どのような睡眠の悩みを抱えているのか。
こうした状態を確認していきます。
普段の仕事ぶりだけでは分からなかった社員の睡眠状態も、アンケートを通して整理することで、会社としてどんな課題がありそうなのかが少しずつ見えてきます。
そして大切なのは、可視化すること自体ではありません。
その結果を見て、「では、自社には何が必要なのか?」を考えることです。
「何をするか」は、現状を見てから決めればいい
社員の睡眠状態を確認した結果、睡眠についての基本的な知識が不足しているのであれば、研修やセミナーを実施すれば良いんです。
特定の睡眠課題を抱えている人が多ければ、その課題に合わせた内容を考える。
個別の悩みが大きければ、相談できる機会をつくる。
反対に、大きな課題が見つからなければ、無理に大きな施策を実施する必要はありません。
私は、
①現状を知る
②課題を見つける
③必要な取り組みを考える
この順番が大切だと思っています。
決して、研修を実施することが目的ではありません。
社員の健康やコンディションをより良くするために、その会社に必要な取り組みを考えること。
それが本来の目的です。
必要であれば「睡眠研修」という選択肢も
現状を把握したうえで、
・社員に睡眠について知ってもらった方がいい
・睡眠について考えるキッカケをつくりたい
となった時に初めて、選択肢の1つになるのが睡眠研修です。
私が睡眠研修で大切にしているのは、知識を一方的に伝えることだけではありません。
・「自分の睡眠はどうなんだろう?」と考えてもらう
・「これなら今日からできそう」という行動を一つでも持ち帰ってもらう
ことです。
・睡眠と仕事のパフォーマンスの関係
・自分に必要な睡眠時間
・日中に眠くなったときの対処法
・夜の過ごし方や生活習慣
・休日の睡眠の考え方
こうしたことを学びながら、自分自身の生活と照らし合わせて考えてもらいます。
ただ聞くだけの研修ではなく、「自分の睡眠を振り返り、行動を変えるきっかけをつくる時間」にしたいと考えています。
会社ができるのは「キッカケ」をつくること
もちろん、最終的に眠るのは社員一人ひとりです。
会社が代わりに眠ることはできません。
だからといって、「睡眠は自己管理だから、本人に任せる」だけで終わらせる必要もないと思います。
会社だからこそつくれるキッカケがあります。
・自分の睡眠状態を知る機会
・睡眠について正しく学ぶ機会
・健康や働き方について考える機会
・必要であれば改善に取り組む機会
そのキッカケを会社がつくり、その先で一人ひとりが自分に合った行動を選んでいく。
そんな睡眠への取り組みがあってもいいのではないでしょうか。
「まず社員の睡眠状態を知りたい」
「健康経営の中で睡眠にも取り組んでみたい」
「社員の疲労感や日中の眠気が気になっている」
「睡眠研修には興味があるけれど、本当に自社に必要なのか分からない」
そんな企業・団体の方は、最初から研修を導入する必要はありません。
まずはアンケートなどを通して、社員の睡眠状態を可視化するところから始めることもできます。
その結果を見ながら、
「どんな睡眠課題がありそうなのか」
「どんな取り組みが必要なのか」
「研修をするなら、どんな内容が合っているのか」
を一緒に考えていければと思っています。
「まずは社員の睡眠状態だけ見てみたい」という段階でも、お気軽にご相談ください。
私が目指したいこと
睡眠は、誰もが毎日行っているにもかかわらず、改めて学んだり自分の状態を振り返ったりする機会はそれほど多くありません。
だから私は、企業や団体の中で、「自分の睡眠について考える機会」をもっと増やしていきたいと思っています。
社員の健康のため。
仕事のパフォーマンスのため。
仕事が終わった後の人生まで元気に過ごすため。
最初は、社員の睡眠状態を知るだけでもいいんです。
そこから必要に応じて、研修や個別支援などに繋げていく。
企業が社員の睡眠について考えることが、特別な取り組みではなく、
「社員の健康を考えるなら、睡眠についても考える」
それくらい当たり前になっていく社会をつくっていきたいと思っています。
睡眠は、人生への投資です。
そして企業にとっても、そこで働く人たちが本来の力を発揮し続けるための、大切な投資であり土台だと考えています。
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かわばたウェルネススリープ
大阪府
電話番号:080-1565-8831
睡眠の質とパフォーマンス向上
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