睡眠に「たった一つの正解」はあるのか?
2026/08/10
昨日、「スキルの虎」というYouTubeチャンネルで、ショートスリーパーとして活動されている堀大輔さんの動画を拝見しました。
睡眠に関わる仕事をしている僕としても、非常に興味深く見させていただきました。
https://youtu.be/wWTEoGmZqi0?si=kGZqtzsYZCCTYVVj
ただ、今回この記事で「ショートスリーパーは良いのか、悪いのか」「短時間睡眠は正しいのか、間違っているのか」という話をしたいわけではありません。
動画を見ながら改めて感じたのが、「睡眠との向き合い方って、本当に色々あるよな」ということでした。
睡眠について発信する人でも、考え方は違う
今はSNSやYouTubeを開けば、睡眠についてたくさんの情報が出てきます。
「最低でも○時間は寝た方がいい」
「睡眠は時間よりも質が大切」
「毎日同じ時間に寝るべき」
「短時間睡眠でも問題ない」
調べれば調べるほど、違った意見が出てくることもあります。
僕自身、睡眠について学び、仕事として多くの方の睡眠に関わっていますが、他の専門家や発信者の方の話を聞いて、「これはすごく共感するな」と思うこともあれば、「ここは僕とは少し考え方が違うな」と思うこともあります。
でも、それでいいと思っています。
睡眠は、全員がまったく同じものではないからです。
年齢も違えば、仕事も違う。
生活リズムも違えば、必要とする睡眠時間にも個人差があります。
だからこそ、睡眠について色々な考え方があること自体は、不思議なことではないと思っています。
「誰が正しいか」を決めることが目的ではない
睡眠の話になると、
「7〜8時間は絶対に寝るべきだ」
「いや、短時間睡眠でも大丈夫だ」
というように、どちらが正しいのかという議論になりがちです。
もちろん、睡眠についてはこれまで世界中でさまざまな研究が行われていますし、科学的な知見を知ることはとても大切です。
ただ、それと同時に僕が大切にしたいのが、「自分自身はどうなのか?」という視点です。
例えば、周りに「6時間睡眠でも全然元気」という人がいたとしても、自分も6時間で大丈夫とは限りません。
逆に、自分には8時間程度の睡眠が必要だったとしても、それを「自分は寝すぎなのかな」と考える必要もありません。
誰かにとって良い睡眠と自分にとって良い睡眠は、必ずしも同じではないからです。
睡眠時間だけではなく「日中の自分」を見てみる
僕が睡眠について相談を受けるときも、単純に「何時間寝ていますか?」だけを見るわけではありません。
もちろん睡眠時間は大切です。
ただ、それと同じくらい、
朝、無理なく起きられているか。
日中に強い眠気を感じていないか。
仕事中に集中できているか。
疲労感が残り続けていないか。
休日になると平日より何時間も長く寝ていないか。
ということも大切にしています。
そして何より、「毎日、自分が良い状態で過ごせているか」ということも大切にしています。
睡眠は、長く寝ることそのものが目的ではありません。
次の日をより良く過ごすために、身体と脳を休ませ、回復させる時間です。
だからこそ「○時間寝られたからOK」ではなく、その睡眠によって自分がどう過ごせているのかまで見てほしいと思っています。
情報を「正解」にするのではなく、自分を知る材料にする
今は本当にたくさんの睡眠情報があります。
だからこそ、「結局、誰の言っていることが正しいの?」と思ってしまうこともあるかもしれません。
そんな時、僕は無理に一人の意見を「正解」にする必要はないと思っています。
専門家の意見も一つの材料。
研究結果も一つの材料。
誰かの体験談も一つの材料。
そして、自分自身の身体の感覚や日中の状態も、大切な材料です。
色々な情報を知った上で、「じゃあ、自分の場合はどうだろう?」と考えてみる。
実際に生活の中で試してみて、自分の身体や気分の変化を見てみる。
そうやって少しずつ、自分に合った睡眠との付き合い方を見つけていけばいいのではないでしょうか。
睡眠は、人と比べるものではない
6時間睡眠で元気に過ごしている人を見て、「自分ももっと睡眠時間を削れるかもしれない」と思う必要はありません。
反対に、8時間寝ないと調子が上がらない自分を見て、「自分は人より寝すぎなのかな」と責める必要もありません。
大切なのは、誰かの睡眠時間に自分を合わせることではなく、「自分が毎日良い状態で過ごすためには、どんな睡眠が必要なのか?」を知ることです。
睡眠には、様々な研究があり、様々な考え方があり、そして一人ひとり違った生活があります。
だからこそ僕は、「誰が正しいのか」を探すだけではなく、「自分にとってより良い睡眠とは何なのか」を考えてほしいと思っています。
今回、動画を見ながら改めてそんなことを考えるキッカケになりました。
色んな考え方に触れながら、自分自身の身体とも向き合ってみる。
そんなふうに睡眠と付き合っていく人が増えたら、嬉しいなと思います。
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かわばたウェルネススリープ
大阪府
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