かわばたウェルネススリープ

企業の睡眠対策は「セミナー」だけじゃない。広がる睡眠施策の選択肢

LINEでのごお問い合わせ

企業は社員の睡眠に何ができる?「研修」だけではない睡眠施策

企業は社員の睡眠に何ができる?「研修」だけではない睡眠施策

2026/10/02

【企業・社会×睡眠を考える5日間|DAY3】

この5日間、「企業や社会の中で、睡眠・休養の扱われ方がどう変わってきているのか」をテーマに、最近のニュースや企業事例から考えています。

 

DAY1では、オフィスに「回復」という役割を持たせる動き。
DAY2では、睡眠について「知る」だけではなく、実際の「行動変容」まで考えること。

 

について取り上げました。
そしてDAY3となる今日は、もう少し視点を広げてみたいと思います。


企業が社員の睡眠について考えたとき、「睡眠セミナーを開催する」という方法がまず思い浮かぶかもしれません。
もちろん、それも一つの方法です。


でも最近の企業事例を見ていると、「企業の睡眠対策=睡眠セミナー」だけではなくなってきています。
では、企業は「睡眠」に対して、どんなことができるのでしょうか。


三菱ふそうの取り組みから見えるもの

一つ参考になるのが、三菱ふそうトラック・バスの取り組みです。
同社ではニューロスペースと連携し、従業員の睡眠課題に対して、睡眠セミナーだけではなく、睡眠実態の調査や睡眠時無呼吸症候群(SAS)のスクリーニングなど、複数の施策を組み合わせてきました。
さらに、職種や勤務形態によって異なる睡眠課題を把握し、それぞれに応じた対策を検討しています。

 

つまり、「全社員に同じ睡眠情報を伝えて終わり」ではないんです。


まず状態を知る。
課題を見つける。
必要な人には適切な対策を行う。
そして、その結果を見ながら次の施策を考える。

 

そんな形で、睡眠対策が設計されています。

 

「仮眠できる環境をつくる」という方法も

もう一つ面白いのが、睡眠について教えるのではなく、環境そのものを変えるというアプローチです。
西川は法人向けの睡眠ソリューションとして、オフィスなどに設置できる仮眠空間「ちょっと寝®ルーム」などを展開しています。

 

ここでは、「昼寝をした方がいいですよ」と伝えるだけではありません。

実際に休める場所をつくる。というところまで踏み込んでいます。

 

DAY1で紹介した「回復するオフィス」の動きともつながります。

 

睡眠・休養について、人の行動を変えるだけではなく、行動しやすい環境をつくる。

これも企業ができる睡眠施策の一つです。

 

企業の睡眠対策は、大きく分けるといくつもある

こうした事例を見ていくと、企業が睡眠に取り組む方法は、かなり幅広いことが分かります。
僕なりに整理すると、大きく5つくらいに分けられると思っています。

 

① 現状を知る

まずは、社員がどんな状態なのかを把握します。

 

睡眠時間。
寝起きの疲労感。
日中の眠気。
睡眠に対する悩み。
勤務形態。

 

こうした状態を、アンケートなどで可視化する。
これは、以前のブログでも書いたように、僕自身かなり大切だと思っています。

 

なぜなら、課題が分からなければ、何をすればいいのかも決められないからです。

 

だからこそ、いきなり研修を実施するのではなく、まず現状を知る。
そこから始めてもいいと思います。

 

② 睡眠について知る機会をつくる

次が、教育・研修です。

 

自分の睡眠について考える。
睡眠の基本を知る。
自分の生活を振り返る。
「これなら変えられそう」という行動を見つける。

 

DAY2でも触れたように、研修には睡眠と向き合うキッカケをつくる役割があります。
全社員に広く睡眠について考えてもらうのであれば、研修は非常に取り入れやすい方法です。


③ 行動を続ける仕組みをつくる

そして、研修後の行動変容を支えるです。

 

一定期間、自分の睡眠を記録する。
改善行動を決める。
振り返る。
必要に応じてアドバイスを受ける。

 

こうした仕組みを組み合わせることで、「知っている」から「続けられる」へ繋げていきます。
DAY2のブログ内容で、紹介した部分です。


④ 休める環境をつくる

さらに、環境を変えるという方法があります。

 

仮眠スペース。
休憩室。
照明。
音。
温度。
働く場所そのものを、休息・回復しやすい環境にしていく。

 

これはDAY1で紹介した、「オフィスを回復する場所にする」という動きとも繋がります。
社員本人の努力だけに頼らず、会社側が「休みやすい環境」をつくる。という考え方です。

 

⑤ 必要な人を適切な支援につなぐ

そして忘れてはいけないのが、医療との接続です。
例えば、

 

強い日中の眠気が続いている。
大きないびきを指摘されている。
睡眠時無呼吸症候群が疑われる。
長期間眠れない状態が続いている。

 

こうした場合、生活習慣の改善や企業研修だけで対応するものではありません。

 

必要に応じて、医療機関など適切な専門機関につなぐ。
企業の睡眠対策を考えるうえでも、この線引きは大切です。

 

大切なのは「全部やること」ではない

ここまで読むと、「じゃあ、全部やらないといけないの?」と思うかもしれません。
もちろん、そんなことはありません。

 

むしろ大切なのは、自社に必要なものを選ぶことだと思っています。
例えば、
睡眠について考える機会がほとんどない会社なら、まずは研修から始めてもいい。
夜勤者が多い会社なら、夜勤者に絞って現状を把握してもいい。
日中の眠気や安全管理が課題なら、SASなどのリスクについて考える必要があるかもしれません。
疲労や休憩の取り方が課題なら、休養環境を見直すという方法もあります。

 

会社によって、

 

働き方も違う。
社員構成も違う。
課題も違う。

 

だから、「睡眠対策といえばこれ」という一つの正解はありません。


「睡眠施策」ではなく「会社の課題」から考える

僕自身も、法人向けの睡眠支援を考える中で、ここはより意識するようになりました。
「睡眠研修をやりませんか?」だけではなく、「今、御社ではどんなことが課題になっていますか?」から考える。

 

人材不足なのか。
健康経営なのか。
夜勤者の健康なのか。
安全管理なのか。
社員のコンディションなのか。
メンタルヘルスなのか。

 

そこから、「その課題に対して、睡眠・休養という視点から何ができるだろう?」と考える。
睡眠は目的ではなく、働く人や会社が抱えている課題を考えるための一つの切り口だと思っています。

 

3日間を振り返ると、睡眠施策の形が見えてくる

ここまでの3日間を並べてみると、少し面白いものが見えてきます。

 

DAY1では、場所を変える。

オフィスに休養・回復を組み込む。

 

DAY2では、行動を変える。

知識を伝えるだけでなく、実践・継続まで考える。

 

そしてDAY3では、仕組みをつくる。
現状把握、教育、行動変容、環境整備、必要に応じた医療との接続。

 

つまり企業の睡眠対策は、「社員にちゃんと寝てもらう」だけの話ではありません。

 

働く環境。
会社の仕組み。
健康施策。
そして組織の課題。

 

色々なところに「睡眠・休養」という視点を入れることができます。

 

では、睡眠を考えるのは「社員」だけ?

ここまで3日間、企業が社員に対して何ができるのかを中心に考えてきました。
でも、ここで一つ視点を変えてみたいと思います。

 

社員の健康。
社員の睡眠。
社員のパフォーマンス。

 

企業では、こうした言葉がよく使われます。
では、その会社を動かしている経営者自身は、ちゃんと眠れているのでしょうか?

 

健康経営を推進する側の人が、毎日睡眠時間を削りながら働いている。
そんなケースもあるかもしれません。

 

明日のDAY4では、「社員の健康を考える前に。経営者自身はちゃんと眠れていますか?」をテーマに、今度は「会社から社員」ではなく、経営者自身の睡眠・コンディションについて考えてみたいと思います。


睡眠は、人生への投資です。


そして企業にとって睡眠を考えることは、単に社員に「もっと寝ましょう」と伝えることではなく、働く人がより良い状態で働ける仕組みをどうつくるか。
そこまで広げて考えていくことなのかもしれません。

----------------------------------------------------------------------
かわばたウェルネススリープ
大阪府
電話番号:080-1565-8831


----------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。